「要支援1です」「要介護2です」という言葉をよく聞くけど、実際何が違うの?という方に向けて書きます。
介護保険の認定区分は7段階あって、要支援1・2、要介護1〜5に分かれています。
大きな違いは「自立度」
要支援は「今は大丈夫だけど、サポートがないと悪化する恐れがある」状態。要介護は「日常生活に介護が必要」な状態です。
お金と回数のリアル〜使えるサービスの違い〜
要支援と要介護では、費用の仕組みも変わります。
- 要支援:月に何度行っても料金が一定なことが多い(総合事業・地域包括ケアシステム)。週1回・週2回など、回数が決まっているイメージ。
- 要介護:利用回数や時間に応じて費用が変わる従量制。使えばその分だけコストがかかる。
現場でも「週に何回行けるの?」「料金はどうなるの?」という質問はとても多かったです。区分によって仕組みが違うので、ケアマネや窓口に早めに確認するのが安心です。
窓口はどこ?「相談先の違い」
「どこに電話すればいいか分からない」というのが、介護をはじめた家族が一番迷うポイントだと思います。
- 要支援の方:地域包括支援センター(市区町村ごとにある、地域の総合相談窓口)
- 要介護の方:居宅介護支援事業所(ケアマネジャーがいるところ)
どちらか迷ったら、まず地域包括支援センターに電話するのがおすすめです。要介護になった後も含めて、幅広く相談に乗ってもらえます。
現場スタッフが教える「判定の目安」
書類上の定義ではなく、日常生活のシーンでざっくり言うとこんなイメージです。
- 要支援に近い方:掃除・買い物・料理など家事の一部に手助けが欲しい。自分で歩けるし、日常動作はほぼできる。
- 要介護に近い方:立ち上がり・歩行・入浴など、体そのものへの介助が必要になってきた。
もちろん個人差があるので「絶対こう」ではありませんが、身近な人の状態を当てはめてみると、なんとなくイメージしやすいかもしれません。
現場で感じた違い
同じデイサービスに来ていても、目的が違います。要支援の方は「これ以上悪くしたくない」、要介護の方は「今の状態を維持したい」という感覚が強い印象でした。
どちらにも共通していたこと
「自分でできることを増やしたい」という気持ちは、要支援でも要介護でも変わりませんでした。その思いに応えることが、私の仕事のやりがいでもありました。

